ウェルビーイングダイアログカードを使ったワークショップへの参加で何が変わる?
働き方が多様化するのに伴って、
「ウェルビーイング」の重要性が注目されるようになってきています。
そこでウェルビーイングやウェルビーイングが高められる
ウェルビーイングダイアログカードなどについて詳しく見ていきましょう。
そもそもウェルビーイングとは
「ウェルビーイング」は日本語では「幸せ」とか「健康」といった意味を持つ言葉で、
WHO憲章の前文にも使われています。
単に身体に不調が無くて自由に動ける状態を表しているのではなく、
・肉体的
・精神的
・社会的
に全て満たされていて幸せを感じる状態を表しています。
現代は働き方だけでなく、女性の社会進出や外国人労働者が当たり前となったことで
性別や人種、宗教などの多様化も進んでいます。
このようにビジネスにおいても様々な面で多様化が求められるようになったことで、
「ウェルビーイング」という言葉が注目を集めているわけです。
ウェルビーイングが高められるウェルビーイングダイアログカード
「ウェルビーイングダイアログカード」を使うことで、
みんなで楽しみながらウェルビーイングを高めることができます。
幸福学の提唱者でもある慶應大学の前野隆司先生・まどかさんご夫妻が開発されたもので、
トランプと同じく4種類各13枚の合計52枚で構成されるカードです。
4種類のマークにはそれぞれ
・ハート ありがとう因子
・ダイヤ ありのままに因子
・スペード やってみよう因子
・クラブ なんとかなる因子
といった因子が割り当てられています。
さらにカード1枚1枚には、「いつも笑顔でいられる秘訣は?」や「人生をかけて
成し遂げたいことは?」などの明確な答えが無い問いが書かれています。
ババ抜きや神経衰弱などの要領でカードを引き、
カードの問いに対する答えをみんなで考えます。
当然人によって答えが違いますから、ウェルビーイングダイアログカードを通して
「多様性」を再認識することができるのです。
またウェルビーイングダイアログカードによって他の人との対話が生まれ、
人間関係が改善されて精神的・社会的に幸せを感じることができます。
ウェルビーイングはSDGsとも深い関係がある
国連サミットで採択されて現在世界共通の目標となっている「SDGs」ですが、
そのSDGsにもウェルビーイングという言葉が使われています。
SDGs17の目標の中の3番「すべての人に健康と福祉を」は、
英語では「Good Health and Well-Being」となっています。
それ以外にも、直接的な表現としては使われていないものの
・5 ジェンダー平等を実現しよう
・8 働きがいも経済成長も
・10 人や国の不平等をなくそう
・16 平和と公正をすべての人に
・17 パートナーシップで目標を達成しよう
これらの目標達成にもウェルビーイングは深く関わっています。
全ての目標を達成するにはウェルビーイングが重要であり、
全ての目標を達成した先には地球の将来のウェルビーイングが待っているのです。
これからの企業には「ウェルビーイング経営」が求められる
働き方改革の一環として「健康経営」が推進されていて、定期的な健康診断に加えて
・ストレスチェックなどのメンタルヘルスケア
・ヘルスリテラシー教育
・社員食堂のメニューを健康志向に
・健康相談窓口の設置
などの取り組みが行われるようになっています。
健康経営は肉体的・精神的な幸せを意識したものですが、最近はそれに社会的幸福を
プラスした「ウェルビーイング経営」への注目が高まっています。
簡単に言うと、従業員が健康で安心して働けることに加えて、
やりがいを感じて生き生きと働ける職場にすることがウェルビーイング経営です。
ウェルビーイング経営に必要なのは、現在行われている健康経営に加えて、
ひとりひとりの「リーダーシップの醸成」です。
リーダーシップを発揮できる人物が居ることで、結束力が高まり、
従業員全体のモチベーションアップに繋がります。
さらに結束力が高まることで人間関係も良好になって、
互いを尊重し合う「働きやすい職場」となります。
またキャリアデザイン研修を行って、従業員1人1人が「自分の成長に繋がる目標」に
ついて考えてもらうのも良いですね。
まとめ
これから企業が生き残っていくには、ウェルビーイング経営への転換や従業員に
ウェルビーイングを意識させることが重要です。
しかしウェルビーイング経営を根付かせたり、
従業員にウェルビーイングを意識させることは一朝一夕にはできません。
ですからまずは、ウェルビーイングダイアログカードを使ったワークショップに
参加するところから始めてみてはいかがでしょうか?
ウェルビーイングダイアログカードを使ったワークショップは未来創造サポートでもおこなっています。一般社団法人ウェルビーイングデザイン ウェルビーイング・ダイアログ・カード認定ファシリテーターとして安心安全な場づくりをおこないます。企業研修や自治体研修、出張で開催も可能です。
ウェルビーイング経営を実践できている企業はまだ少ないので、いち早く
ワークショップに参加してウェルビーイング経営のトップランナーを目指しましょう。
一般社団法人ウェルビーイングデザイン ウェルビーイング・ダイアログ・カード認定ファシリテーター 寺島義智
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