ローカルダイアログ・ワークショップ(Local Dialogue)

子供からお年寄りまで!まちづくり戦略「ローカルダイアログ」の魅力に迫る

住民の暮らしやすさや行政との関わりなど、その街に住んでいると様々な課題や問題点があります。

それを解決するために住民意識調査や住民参加型のワークショップなどがありますが、住民の方の主体的な参加やデータ化しにくいなどのデメリットがあるのも事実です。

「ローカルダイアログ」はカードを使っておこなう対話ツールです。子供からお年寄り、様々な業種の人が参加できるまちづくり戦略ができると、いくつかの自治体でも実施されています。

そんなローカルダイアログについて詳しく解説しようと思います。

そもそもローカルダイアログ(Local Dialogue)って何?

行政の結論を基に政策を作るのではなく住民同士の対話を通して主体的に関わる共創型のまちづくりができるカードゲームです。

これまでの住民意識調査のようなアンケートだと住民の方の正確な意見を得られず効果的なまちづくりというのはできませんでしたが、ローカルダイアログでは多種多様な価値観や視点を多方面から言語化していくのでよりリアルな声が届きます。

実際、最近ではこのローカルダイアログを取り入れる自治体が増えており、今後もどんどん広まることが予想されています。

ローカルダイアログの魅力

ここからはローカルダイアログの魅力をさらに詳しく見ていきましょう。

大きく3つあります。

住民一人ひとりの声が聞ける

住民の方が対話を行うローカルダイアログでは、様々な意見が聞けます。

従来のアンケート調査などではどうしても声の大きな人の意見がその題の結論になりやすく、細部の意見まで耳を傾けることは難しいです。

しかし、ローカルダイアログでは声の小さな意見にも耳を傾けられるのでその問題の本質というのが自ずと見えてきます。

共創型の政策策定

ある程度行政が結論を持った中で話し合うを行うのと住民同士の対話を尊重して結論を出すのでは住民の方の満足度というのは異なります。

前者だとどうしても一方通行になりやすいですが、後者だとみんなが協力して答えを出すので納得しやすく効果の実現性も高いでしょう。

住民同士の交流

ローカルダイアログでは様々な年齢や業種、性別などの住民同士が交流します。

普段はあまり関わるようなことがない学生と社会人や、お年寄りの方、小さな子供もローカルダイアログに参加するのでいい交流の機会になるでしょう。

育ってきた年代や立場、出身地が異なるかもしれない人たちとの意見交換では自分では思いつかないような意見にも出会えメリットが多いです。

具体的なローカルダイアログの流れ

では、具体的にローカルダイアログはどのようにして行われるのでしょうか。

ローカルダイアログは住民の方たちが楽しみながら意見交換をできる仕組みになっており、カードゲーム形式になっています。

ゲームを行うような感覚で、例えば12枚のカードがありそれぞれに、

「①まちや地域に誇りや愛着をもてる地域」

「②子供たちに元気で伸び伸びと育ってほしい地域」

「③お年寄りの方が安心して暮らせる地域」

「④新たなことにチャレンジできてそれを支える地域」

「⑤からだも心も生き生きと健康的に過ごせる地域」

など目的が記載されています。

集まった住民のメンバーでどのような地域にしたいかを話し合います。

そして、ダイアログカードを使い対話を行います。ダイアログカードはいくつかのカテゴリーに色分けされた質問に「はい/いいえ」で答えてもらいます。

その質問の答えに対して、なぜ「はい」と思うのか、その理由、又はなぜ「いいえ」なのかなどを聞いてその意見の違いや考えていることなどを話し合います。

住民が力を合わせて生きやすい社会を作る

あなたの地域の抱える問題点は何も行政や一部の人のものではありません。

地域住民が一つのチームになり、問題を克服していくことがその地域の活性化につながります。

Zoomなどを使ったオンライン型のローカルダイアログも実施可能です。遠隔に住む人でも参加できるシステムが作られています。

今は新型コロナの影響もあり対面での実施に不安のある人もいるかもしれませんが、安心して参加できます。

現在ローカルダイアログの初級ワークショップ(2時間3,000円)やファシリテーター養成講座(3,0000円)などオープン開催でのローカルダイアログも定期的に開催しています。実際に体験することでローカルダイアログはどんなものか、その流れなどを学べます。

ローカルダイアログでは多種多様な地域住民の方の意見を聞き、多方面から問題解決を行うことでその地域にとってベストな選択ができます。

ぜひまずはローカルダイアログ初級ワークショップにご参加ください。

またSDGsのカードゲームとの相性も抜群です。カードゲーム後のアイデア出しのワークショップにも使用できます。

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